- コラム
posted on 2017.1.27
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ゴルフ場に到着してまずやる練習と言えば、パターの練習ではないでしょうか。
普段、練習場等でドライバーやアイアンの練習はするものの、パター練習まで時間を割いてやっている方は少ないと思います。
ラウンド前に「とりあえずパターの練習をしておこう。」と、ゴルフ場の練習グリーンで付け焼刃の練習をされている方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなパター練習の重要性についてお話させて頂きます。
パターの重要性
「ゴルフで一番使用頻度が高いクラブってパターなんですよね。」
これは皆さん重々承知かと思います。
しかし、わかってはいるものの普段の練習では、ドライバーやアイアンの練習に重きを置いてしまいがちです。
ゴルフコースでは、ドライバーに関して言えばショートホール以外の14ホールでOBを打たなければ最大でも14回しか使用しません。
アイアンに至っては、その日1回も使わなかったクラブもあると思います。
そんな中、パターはどのくらい使っているでしょうか?ご自身の最近のパッティング数を数えてみると良くわかると思います。
人によって多少の差はありますが、全体のショットの40%位はパッティングです。
かなりの割合をパターが占めているのがわかると思います。
1ラウンドのパット数の目安を言うならば、以下のようになります。
30打以下 ‥プロ並みです。
36打以下 ‥まずまずです。
40打以上 ‥練習のやり甲斐があります。
まずは36打を目標にしましょう。1ホール平均2パットということになります。
冒頭書いたように、ゴルフ場についてまずやるパター練習は、とても貴重な時間です。
その貴重な練習時間を無駄にしないよう、しっかりと集中して練習したいものです。
では次は私がオススメする実際の練習方法をご紹介します。
パット数が増える要因
では、実際の練習方法‥‥の前に、「なぜパット数が増えてしまうのか」についてお話します。
パー4のホールで、せっかく2打でグリーンに乗ったのに3パットして結局ボギー‥なんてことは良くあることです。
実際に良くあるケースで考えると、
・グリーンには乗ったけどカップまで20ヤード以上ある
・ファーストパットが大きくショート、または大きくオーバーしてしまう。
その結果、長い距離が残ってしまい2打目も入らなかった。
・パー3のホールで1打目が乗らず、そこからアプローチで1mくらいに寄せたが、それを外した。
このようなケース、心当たりがありませんか?
そこから見えてくる「パットが増える要因」は大きく分けて、以下の2つだと思います。
その1 ロングパットが寄らない
その2 ショートパットを外す
この2点がパター数の増えている大きな要因です。
逆をいえば、この2点を克服できさえすれば、自然とパット数は減ってくるのです。
朝の練習グリーンでよく見かける風景
パット数が増える要因が見えてきた所で、実際に朝の練習グリーンの様子を振り返ってみましょう。
よく観察してみると、5~10m位のパッティング練習をしている人がほとんどではないでしょうか。
私が見ている感じであれば、10人練習していたら8人はこの位の距離です。
ゴルフをある程度経験している方であれば、この5~10m位の距離を2パットでカップインする事はそれほど難しい事ではないと思います。
実際にやってみると分かると思いますが、よほど難しいラインでなければ殆どの人が2パットでカップインできるのではないでしょうか。
もちろん1回でカップインするには難しい距離でもあります。10回打って、1~2回でも入れば良い方ではないでしょうか。
多くの人が練習している5~10mのパットとはそういう距離なのです。
では、実際にラウンドしてみてこの5~10mからパッティングする事が何回位あるでしょうか?
きっとそんなに多くない‥いや限りなく少ないのではないでしょうか。
そんな確率の低いパターの練習をするよりも、「確実に寄せられる」「短い距離を確実に入れられる」ような練習をした方が、スコアアップに繋がります。
練習グリーンでやるべき事
前置きが長くなってしまいましたが、ここまでを踏まえて練習グリーンでやるべきことはズバリ2つです!
その1 ロングパットの練習 (できれば30Y以上)
その2 1mのショートパット (色々なラインから)
この2つをしっかりと練習し、克服することでパット数は減っていくと思います。
それでは、具体的な練習方法を見ていきましょう。
実践で役立つパター練習方法とは
前項でパット数が増える要因となる2つの課題を挙げました。
それでは、克服するための私なりの練習方法を解説致します。
ロングパットの練習方法
とにかく長い距離を打ちます。
広い練習グリーンを完備しているゴルフ場ならなおさらですが、できれば30Y位の距離を打ちます。
狙いとしては、1m以内に寄せる事を目標としてください。
「カップを中心に半径1m、直径2mの円の中にボールを寄せる」という意識を持ち、距離感と方向性を重要視してください。
ショートパットの練習方法
先ほどとは対象的に、こちらは1m位をとにかく色々な方向(ライン)から打ちます。
注意点は、絶対にショートしない事と、同じ場所から打って必ず2球以上は続けてカップインさせることです。
1球目は試し打ちでも構いませんが、2球目に関してはラインも転がりも分かっている状況で打つので、必ず入るまでやってください。
自分が読んだライン通りに打てているのか確認の意味もあります。
『届かなければ入らないと』という格言もあるように、届かないとカップに入る確率は当然0%です。特に練習ではショートさせないようにしましょう。
最後に
パット数が増える要因や、実際の練習方法を書いてきましたが、この練習をやってみて身に着くことは何と言っても自信と経験です。
ロングパットを練習することで今までカップによらなかったボールを寄せられるようになります。
また短いパットを練習する事で自信を持って、狙い通り確実に打てるようになると思います。
構えや打ち方等、パッティングスタイルは色々とありますが、とにかくボールがカップに入ればいいんです!!
どんな理屈をこねようとも、カップに入らなければ話は別。入る人が上手いのです!!
皆さんの周りにもパターが上手な方がいると思いますが、上手な理由はほとんどがこの自信と経験からなるものだと私は思っています。
ぜひラウンド前の一時を有効に使って、パターを克服して頂ければと思います。
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ゴルフの方も、回数はめっきり減ってしまいましたが、毎回ベストスコア更新を目標に頑張っています。
(いつも打ちのめされていますが…)
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