- コラム
posted on 2017.5.19
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ゴルフには、ルールやマナーがたくさんあります。
普段何気なくやっている事が、本当は「罰打のつくプレー」であったり、マナー違反であったりします。
仲間同士のプレーであればそこまで厳しくする必要はありませんが、競技やコンペに参加したりする場合は注意しなければなりません。
そんな意外と知らないルールをご紹介したいと思います。
ラウンド中の立ち位置に関するエチケット
立ち位置に関しては、普段何気なく立たれている方も多いかと思います。
あまり気にされていないという方は是非参考にして、マナーの良いゴルファーを目指して頂きたいと思います。
ゴルフ規則の中に以下のような文章があります。
・ | 他のプレーヤーがプレーを始めようとしているときに、プレーヤーはそのプレーヤーの球の近くや真後ろ、 あるいはホールの真後ろに立ったりしてはならない。 |
・ | パッティンググリーン上では、プレーヤーは他のプレーヤーのパットの線上に立ったりしてはならない。 また、他のプレーヤーがストロークをしているときに、そのプレーヤーのパットの線上に影を落としたりしてはならない。 |
(ゴルフ規則第1章 エチケットより抜粋) |
さて、このブログをご覧の皆様はどうですか?
ラウンド中はいろんな場所で他者のプレーを見ることになります。
良いエチケットを身につけるためにも、場面ごとに見ていきましょう。
ケース1:ティーショットでの立ち位置
最初のケースはもちろんお馴染みのティーグラウンドです。
皆さんは同伴競技者の人やコンペ参加者の人が打つ場合にどの場所で見ていますか?
もちろん、人によって見る場所はそれぞれです。
ですが、あくまで『エチケット・マナー』と言う意味では飛球線上後方に立つのはあまりよろしくないかと思います。
ではどこに立つのが良いのかを、イメージしやすいように図で説明していきます。
上の図では、「立たない方がいい場所」または「立ってはいけない場所」は水色で表示してあります。
規則が指す「プレーヤーの真後ろ」は図の⑦線上、「ボールの真後ろ」は飛球線上の後ろに当たる①線上です。
この2ヶ所はルールで定められた「立ってはいけない場所」です。
ティーグランドで③~⑦の半円のエリアは飛球方向になるので、立たれる方はいないと思います。
しかし、プレーヤーから少し離れた場所に立つときに、この方向に立たれている方を見かけることがあります。
「少し離れたから…」と油断してはいけません。
特に③~⑤は危険なエリアです。ここは、意図しないボールが飛んでくる可能性があるので注意しましょう。
ケース2:2打目以降の立ち位置
ティーグランド同様、飛球線上に立たない事が大前提です(図の①-⑤線上)。
ですが、『シャンク』したボールが飛んでくる可能性がある超危険地帯があるという事にもご注意下さい。
ティーグランドの項目でも説明しましたが、③~⑤のオレンジゾーンはは危険です。
ティーグランドでは、プレーヤーの飛球を全員で見るので球に集中しています。
しかし、二打目以降は、それぞれの場所で打つようになるため、他プレーヤーの打球に対して注意力が低下しがちです。
スロープレーをしないように「早く打たなければ」という焦りや「少し離れているから大丈夫」と思うことも多いでしょう。
実際に、そういう不注意からシャンクしたボールが直撃した例がいくつもあります。
できればこの危険地帯には近づかない方が無難です。
もし、そのエリアに自分の球があり距離が近い場合は、後ろに下がってエリアから出て待機をするなどの工夫が必要です。
距離がある場合でも、打者の打球をしっかりみておくようにしましょう。
最後に
今回ご紹介した、「立ち位置についてのエチケット・マナー」を守らない事で、特に罰則(ペナルティー)を受ける事はありません。
しかし、お互いが気持ち良くプレーするためにも気を付けておきたい事項ではないかと思います。
ゴルフでは『エチケット・マナー』が良い人は、信用と友達を獲得できると言います。
ですが、反対にひどい時は・・・信用と友達を失う事もあるかもしれませんね。
私も改めて注意しておきたいものです。
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ゴルフの方も、回数はめっきり減ってしまいましたが、毎回ベストスコア更新を目標に頑張っています。
(いつも打ちのめされていますが…)
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