- コラム
posted on 2017.10.6
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夏の猛暑が過ぎ、プレーするのに気持ちよい季節到来ですね!
その気持ちよい季節も最近の異常気象で短く感じ、気が付けば木枯らし吹いて寒くということになっていそうですが。
今回は秋から冬に何気なくする行いが、ちょっと気を付けなければいけないというのを、3点ほど上げてみました。
雨に濡れて滑りそうなので、ハンカチをグリップに巻いてみて打ってみた
突然の雨でグリップが濡れてしまい滑りそうなので、持ち合わせのハンカチを巻き付けて打ってみた。
実際のケースを考えてみると、誰にでも起こりうるシチュエーションではないでしょうか?
これが実際のラウンド中ではどういう扱いになるかご存知ですか?
無罰:ただしプレーヤーの援助となるようなものは禁止されてます。
クラブを握るうえで、プレーヤーの援助になるようなものの使用はルールで禁止されています。
例えば、グリップの握り方が正しい形に収まるよう「指を包帯や粘着テープで固定する」といった行為は、
「人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異様な使用」に当たり、競技失格となります。
但し、以下の事項は認められているので状況に合わせてルールを守ってプレーしましょう。
「単純な手袋であることを条件に手袋をはめること」
「松やに、パウダー、乾燥剤、加湿剤を使うこと」
「タオルやハンカチをグリップに巻きつけること」の3つです。
上記のケースでは、滑り止めスプレーは「松やに、パウダー」と同様の効果のもので、その使用は制限されていないので、スプレーを使うのが良いでしょう。
ただし、滑り止めスプレーが単純な滑り止め以外の効果
(例えば、先にグリップを握った左手を固定させる目的で、粘着性のある滑り止めスプレーを吹き付けた)
というような場合は違反の可能性がありそうです。
松かさ(松ぼっくり)で練習ショットをしてみた
ホールをプレー中、ラフに落ちていた松かさをボール代わりにショットの練習してみた。
これも経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に打ったことはなくても、「打ったらどうなるんだろう?」と考えたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、ルールに照らし合わせてみると、どうなのでしょうか。
無罰:松かさはボールではないので、練習とみなされません。
進行方向に落ちている邪魔な松ぼっくりであれば、打っても特にペナルティーは下されないようです。
ですが、意図的に何個も松ぼっくりを集めた場合などは、練習やプレー不当の遅延であると判断され、2罰打が付けられてしまう可能性があります。
ラウンド中、カイロを使ってボールを温めてみた
冬のラウンド中、指を温めるために携帯していたカイロで、ボールを温めてからティーショットを打ってみた。
これからの冬のシーズンでは似たようなケースが多いのではないでしょうか?
実際のルールではどのように判断されるのでしょう。
失格:人口機器の使用とみなされ違反
※但し、スタート前に温めてボールを使うことは問題ないようです。
スタート(ラウンド開始)後に人口機器を使用することはルールで禁止されています。
詳細は、2016年からに罰則規定が改訂されているので注意が必要です。
- ・1個だけ温めて使用した → 2打罰
- ・2個以上温めて使用した → 競技失格
極寒の冬ラウンドでは、カイロは欠かせないものです。
指先を温めるつもりでボールも一緒に意図的に温めると違反になりますので、カイロの扱いには注意が必要です。
おわりに
ゴルフでは一緒に回っている同伴競技者がいらっしゃいます。
故意に行ってしまったわけでもなくても、不愉快な気持ちや迷惑・困惑させてしまっては、楽しい時間も台無しです。
「これぐらいいいだろう」という気持ちはボールと一緒に遠くに飛ばして、みんなで気持ちよくプレーしたいものですね。
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