- コラム
posted on 2017.11.17
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九州の冬本番までまだまだのようですが立冬です。冬のゴルフの悩みといえば、「冷え」。
きちんとウォームアップしておかないとケガ等のリスクが高くなることはご存知の通りです。
その冷えの対策で出番が多いのが使い捨てカイロ。
以前の記事で、ルール上でのカイロの使用上の注意のお話をしましたが、覚えてますでしょうか?
カイロの使い方をよく理解して、上手に活用しましょう。
カイロの温め方
カイロの袋の中には鉄粉が入っており、鉄粉が空気と触れて酸化するときに熱を出します。
この熱を利用して使い捨てカイロは発熱しているのです。
昔ポケットカイロが出始めた昭和の頃では、揉んで温めている風景を目にしました。
袋から出して軽く振るだけで発熱するのですが、揉んだり一生懸命振ってみたりしても発熱量は変わらないそうです。
反対に、揉んでしまうことでカイロの空気孔がふさがれてしまうので熱量が落ちてしまうこともあるようです。
キチンと理解して温まりましょう。
効果的なカイロの使用位置
寒いとついついクラブを握る指先を温めたくなります。
実際、屋外で風を遮るものがないゴルフ場では、吹き抜けていく風がとてもなく寒いですよね。
そうなれば当然体も硬直してしまいます。できるだけ体全体を温めなければ動けません。
効果的に温めることで、全身に熱を巡らせることが出来ますが、邪魔にならない場所でないと意味がありません。
一番入れやすいのはズボンの前ポケットでしょうね。
太ももには大きな血管が走っているので、血液を温めやすく熱が全身にいきわたりやすいでしょう。
貼ると良い場所
最近では貼るカイロも安価で入手することができるようになりました。
こちらも効果的に熱を得られる場所を考えて使用したいですね。
それでは、貼っておくのにオススメの場所を紹介します。
○首の根元辺り
根元に出ている骨の下辺りにツボがあり、そのツボを温めると全身の冷えに効果があります。
○肩甲骨の下中央
肩甲骨の周りには、胃腸の働きに関係する神経があり、この部分を温めることで働きが良くなります。
胃腸が活発に動くと身体全体に血のめぐりが良くなります。
下半身の冷え対策には‥
○尾てい骨の上
尾てい骨の上辺りを温めると、骨盤内の臓器に血のめぐりが良くなります。
○腎兪
腎兪というツボは、腰の冷えに効果があります。(腎兪:腕を脇につけたら、肘の高さある)。
○内くるぶしから指3本上
足全体の血行促進に効果があります。
カイロの注意点
最後に、カイロを使う上での注意点です。
とはいっても、みなさんご存知だとは思いますが低温やけどについてです。
カイロを直接体に貼って使用すると、低温やけどを起こしやすくなります。
ズボンのポケットや肌着の上からなど、直接肌に触れないようにせめて布一枚を挟んで使うように心がけましょう。
おわりに
カイロを貼ったり携帯するのが嫌な方も中にはいらっしゃるかと思います。
そういう場合は、体の中から温めるようにしましょう。
生姜は、血行を促進する上に体温を上げてくれる効果があります。生姜湯や生姜糖、生姜飴など摂取するのも一つの対策でしょう。
正しく使い快適に、身体を冷やさないようプレーを楽しんでください。
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