- 会員権とは
posted on 2016.6.30
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ゴルフ会員権の購入を検討する際に、事前に相場表を見たことがあるかたも多いのではないでしょうか。
その際、名義書換料の欄に「0(20)」等の
通常の名義書換とは別に、1度のみ名義書換料の免除(または安い)特別な会員権が市場に流通しているものがあります。なぜそのような会員権が存在するのでしょうか?ゴルフ会員権を実際に購入する際に、名義書換料が免除や高い分または安く設けている特別措置の価格に関してのご説明です。
まずは証券分割の復習
預託金の償還期限に到来した時、即時償還に対応できないゴルフ場が多く、その対応として証券を分割する事があります。
分割することにより、複数口所有することになった会員が分割後の会員権を第三者へ譲渡することで、預託金の一部を回収できます。
分割後の証券を市場で買われた方がゴルフ場へ入会することで、ゴルフ場はアクティブな利用者が増えることになり、経営が改善できるという仕組みです。
分割した証券の譲渡
会員権を分割すると、それに合わせて分割証券の名義書換料が初回1度のみ無料という措置や、通常より安い名義書換料で良い‥という制度を設けているゴルフ場もあります。名義書換料免除や無料となっていても、ゴルフ場によっては事務手数料として1万円位(税別)必要となるゴルフ場もあります。
ゴルフ会員権の価値やサービスなどは、通常のものと変わりません。しかし売却するとなると、次に購入・入会する方には名義書換料が通常料金がかかる会員権扱いとなります。そして次の買い手がつくように会員権価格(相場)が変わってきます。
会員権購入金額の違い
前述の通り、分割した証券は元となる証券を引き継いだ親券(イメージ図A-1)と子券(イメージ図A-2、A-3)で名義変更料が異なる場合があります。
親券では名義書換料50万が必要なのに対し、子券では無料‥なんてこともありますので、どうせなら名変料無料である子券を買いたいと思うのは当然のことかと思います。
しかし、みんなが子券を希望するようになってしまうと、親券はいつまでたっても市場で売却ができない事になってしまいます。ですので、会員権市場では、会員権代金に差をつけることにより、購入する方のお支払い金額の合計がほとんど変わらない仕組みになっております。
例)購入金額イメージ
市場相場 100万のハミングバードゴルフクラブ会員権
名義書換料50万円+消費税 (但し、分割券は初回に限り名義書換料無料)
仲介手数料5万円+消費税
◎親権(名義書換料50万円のもの)を購入した場合
(会員権価格) 100万円+(仲介手数料) 5.4万円+(名義書換料) 54万円=159.4万円
◎子券(名義書換料無料のもの)を購入した場合
(会員権価格) 154万円+(仲介手数料) 5.4万円+(名義書換料) 無 料 =159.4万円
このように、会員権価格に差をつけることで、どちらを買われた場合にも同じ金額となります。
まとめ
名義書換料がかかる会員権の価格は、名義書換料代金が相場より差引かれている場合とその逆の表示があります。市場において取り扱い数の多い方を基準にしております。
また、弊社でご購入頂く場合には、安心してご購入頂けるよう、名義書換料が必要かどうか等もしっかりと説明をさせて頂きます。
ご希望のコースの名義書換料が不明な場合は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さいませ。
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